WORLD DESIGN MEMO

2018.09.09
雑誌・新聞広告

CMYKでルーツがわかる雑誌デザイン

本日は雑誌デザインの紹介。

 

2010年にカンヌで受賞した
海外の音楽雑誌「ビルボードマガジン」の広告ですが
印刷の特徴を活かしたような
かっこいいデザインになっています。

 

印刷の特徴と書くと少々大げさですが
簡単に言うと
印刷物はCMYKの4つの色で構成され、
ウェブや映像はRGBの3つ色で構成され作られます。

 

簡単ですがこちらがCMYKとRGB

 

 

 

 

では早速、

レディ・ガガ様ですが
このデザイン、よく見るとこんな感じ

 

【唇とあごのあたりを拡大】

拡大するとCMYKで構成されているのがよくわかります。
さらに注目したいのがCMYKそれぞれに
そのアーティスト自身に
影響を与えているアーティストの顔になっています。

 

ちなみに
レディガガを構成する4人は
C(青)はマドンナ
M(赤)はクイーン
Y(黄)はデビッドボウイ
K(黒)はシンディローパー

 

ようは、今のレディーガガがあるのは
彼女に影響を与えた先人の方がいるからと
いう意味だと思います。

 

こちらはこの世を去った
エイミーワインハウス

エイミーワインハウスを構成する4人は
C(青)はサラ・ヴォーン
M(赤)はマーヴィン・ゲイ
Y(黄)はビリー・ホリデイ
K(黒)はシド・ヴィシャス

 

なるほど、彼女たちのサウンドルーツがよくわかります。

 

さすが、受賞するだけあって実に深いデザインだと
感心しました。

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