WORLD DESIGN MEMO
- 2021.07.10
- プロダクト・パッケージ
肥満防止の逆転の発想で生まれた皿
本日はタイから。
グリーンカレーやパッタイ、カオパットとどれもこれも美味しいものばかり。
ただ、そのおいしさのあまり東南アジアで2番の肥満大国らしいのです。
肥満の原因のひとつは大量に使う油、何百年と続くタイ料理を今さら変えることもできません。
タイ政府も国民の健康を危惧し取り組みを開始し、そこで誕生したのがこちら。
その名もAbsorb plate。
料理を変えられないのであれば、料理を変えずにお皿を変えてカロリーオフを。
まさに逆転の発想なのです。
上の画像を見ると穴らしきものが見えると思いますがその穴の数は500個。
その穴に食材の油が入り、食べる油の量を減らすわけです。
↓こんな感じでスプーンでもすくえません。
皿一枚で約30kcalを自然に抑えられる優れもの。
穴をあけるだけの単純な仕組みなのに画期的、
医療や料理関係等の専門分野からも賞賛されているようです。
こんな発想はなかったですね。