WORLD DESIGN MEMO
- 2024.11.16
- ポスター・フライヤー
環境を改善するヘッドホンのデザイン広告
本日は、アメリカ・シカゴから、
ソニー・ヘッドホンの広告デザイン。
移動中を利用して集中したい、眠りたいって時、ありますよね。
でもそんな時に限って、周囲の音が気になるものです。
そこで登場したのが、ノイズキャンセリング。
騒がしい環境でも周囲の音を抑え、音楽や音声を聞きやすく機能。
随分古い、デザイン事例ではありますが、
その当時はこのようにプロモーションしていたのです。
空港ロビーで読書をしている男性の両サイドには、
携帯電話で話す男性、泣いている赤ちゃんと親、
どちらもその顔はスピーカーとなっており、大きな音(騒音)を出しているってことを表しています。
でも、ソニーのノイズキャンセルヘッドホンをつけているので気にせず、読書に集中できる、
スピーカーの特徴を表現したクリエイティブ。
最近のヘッドホンやイヤホンは、標準装備のものも多いですが、
聴こえる音をよくするのではなく、環境を整える発想は当時、画期的だったのでしょうね。
ちなみにノイズキャンセリングを開発したのは、BOSE創業者アマー・ボーズ博士らしく。
フライト中の劣悪なノイズ環境を改善したいという思いから、ノイズキャンセリングヘッドホンを考案したようです。