TOPIC

2019.03.07
お知らせ

AI(人工知能)活用セミナー

2月28日、三重県総合文化センターにて開催された
「AI(人工知能)活用セミナー」(主催:NPO法人三重県生涯スポーツ協会 共催:株式会社エスト・三幸株式会社)にて
弊社の専務取締役・坂井治美がパネルディスカッションにパネラーとして参加しました。

第一部は、サイバーブレイン株式会社の谷一徳社長の基調講演。

▼サイバーブレイン株式会社 代表取締役・谷一徳氏

講演の中で、谷社長が
AIを活用するにあたって、「AIは何でもできる魔法の杖」という考えは失敗のもと
とおっしゃってみえましたが、
まさにそんなふうに思っていた私・・・。
それゆえに、一体何からはじめればいいのかちんぷんかんぷんだったのですが
谷社長のわかりやすい説明で、AIの理解が深まりました。

まず、AIには「強いAI」と「弱いAI」があるとのこと。
「強いAI」は、自らが考え創りだすAI。映画「ターミネーター」をイメージすると理解しやすいですね。
「弱いAI」は、人間が学ばせるAIで、既に存在している自動運転や囲碁などはこれにあたります。
「強いAI」は、今現在、まだ開発されておらず、2030年頃に出現するのでは・・・と言われています。

また、企業活動にAIを導入するにあたっては
ビジネスとAIをつなげる「AIジェネラリスト」と
AIのプログラムを行う「AI技術者」が人材として必要だそうです。

谷社長曰く
できればAI技術者は社内にいるほうがいい・・・
とのことでしたが、
AI技術と一口で言っても
ディープラーニング、映像解析、画像解析、言語解析などさまざまな専門分野にわかれるようで、
自社に人材を置くのも簡単ではなさそうです。
とはいうものの、AIは「作って終わり」ではなく、学ばせていくことが重要なので、
AI技術者を社内に置くべき・・・という考えはそのとおりだと思います。

最後に、おっしゃってみえたのは、
「AI活用を検討するにあたっては、AIありきで考えないこと」
AI活用が目的ではなく、課題解決が目的であることを意識して
まずは、自社の課題を洗い出し
その解決方法として何がふさわしいかを検討すべき・・・とのことでした。

そして、第二部は
三重県生涯スポーツ協会 理事長・竹田昌平氏と
弊社 専務取締役・坂井治美を交え、
スポーツとデザイン分野でのAI活用を考えるパネルディスカッション。

▼NPO法人三重県生涯スポーツ協会 理事長・竹田昌平氏

▼株式会社エスト 専務取締役・坂井治美

スポーツ分野では、
AIによる運動メニューの提供やフォーム指導、
名監督の思考再現や信販の精度向上などの可能性を
デザイン分野では
商業デザインに必要なマーケティングやデザイナー育成に
AIが活用できないか・・・
といった内容をディスカッションしました。

今後、さまざまな分野でAI活用がすすむものと思われます。
現状は、具体的な取り組みが見えないとしても
AIに対するアンテナをしっかりと立てて、
今後の企業活動に活かす方法を探っていく必要性を感じたセミナーでした。

 

 

▼三重ふるさと新聞さんに掲載されました

 

(写真提供 成井 美則様)

一覧にもどる