「草食系おととの大変身inみえ熊野」は、次世代へ海を引き継ぐために海を介して人と人がつながる「日本財団 海と日本プロジェクト」の助成を受けて活動をしています。海洋環境課題のひとつに「磯焼け」があります。磯焼けとは、藻場（海藻の森）がなくなり岩場がむき出しになる状態のことを言います。磯焼けの拡大は魚たちにとっては死活問題。なぜなら、藻場は、魚たちの餌場や産卵場所としてとても大切な役割をになっているからです。
磯焼けの原因のひとつは、植食性魚類が海藻を食べてしまうこと。植食性魚類はあまりおいしくないと思われていて積極的に水揚げされないため、その数が増えています。「植食性魚類が食べられていない」ことが間接的に磯焼けにつながっています。そこで「草食系おととの大変身inみえ熊野」では植食性魚類が広く食されることを目指して、美味しい食べ方の提案や流通の工夫、イベント開催などを行ています。

＜ネーミング＞
海の課題に興味をもってもらえるよう、植食性魚類を「草食系おとと」と、美味しく料理されることを「大変身」と表現。
＜ロゴマークデザイン＞
キャッチーな名前にあわせて、ロゴマークもマンガタイトル風の楽し気なスタイルに。
＜キャラクターデザイン＞
植食性魚類の代表「アイゴ」を擬人化。おめかししてごちそう（海藻）を食べているけど、足元はお皿の上。つまり、自分自身もごちそうであることを訴求しています。